会計ソフト比較
(導入判断材料)
このページでは、会計ソフトの導入判断の材料を提供したいと思います。
各社提供のパッケージは、驚くほどの機能の違いはありません。(だから選ぶのが難しいのです!)
また、ここでは、クラウド時代に逆行するようですが、1台のパソコンにインストールして使う(スタンドアロン)に限定します。 (わたし自身が毎月ラニングコストが発生するのが嫌だからです。)年間の保守料やバージョンアップ費用をどうするのかは、使用する方に決めて頂くこととなります。(以前、ピーシーエーを使っていたとき、「ひとつのパッケージ」のバージョンアップの値段がソリマチのパッケージ(会計販売仕入すべて)の新規購入より高いのをきっかけにソリマチに買い換えた経験があります。)
サポート保守料やバージョンアップのサービスなどは、パッケージ(販売仕入・会計)ごとにお金がかかるので要注意です。
ここのリストでは、鳥取市にある家電量販店(3店舗)で販売されていたパッケージを対象とすることにしました。
もちろん、オービックやピーシーエーの老舗の製品がいいことはわかっています。が、余りに高すぎるのです。ですので候補から外しております。
それではまず、一番最初に見るところは、御社の申告の仕方です。「法人」なのか、「個人」なのか、です。
次になにがどこまでできるのか、です。
そして値段、かと思われます。
また、販売管理ソフトがすでに決まっていたり、もしくは、なんらかの業務ソフトとの連携が必須なのであれば、それに従って会計ソフトを決めることになります。(悩むことがなくなります)
会計ソフト
法人申告(法人) 青色申告(個人) 白色申告(個人) 気になるその他機能
製品名 税込定価
(価格.com)
(22/5/4)
□ 決算報告書
法人税消費税
□青色申告決算書
消費税申告書
(65万円控除)
(55万円控除+
e-Taxまたは
電子帳簿保存)
□青色申告決算書
消費税申告書
(55万円控除)
□青色申告決算書
消費税申告書
(10万円控除)
□白色
収支内訳書
自動仕訳 固定資産管理 販売仕入管理
システムからの
連携
データ
インポート
エクスポート
電子帳簿
保存法対応
E-Tax
(電子申告)
汎用用紙
(白紙)印刷
サポート アップデート
弥生会計22
プロフェッショナル
88,000円
(73,262円)
○ スマート取引取込
(要あんしん
保守サポー
ト加入(有料))
有料
(プラン別あり)
有料
(プラン別あり)
弥生会計22 スタンダード 48,400円 (35,691円) △ 法人事業概況説明書 勘定科目内訳書なし
部門管理なし
経営分析なし
予算管理なし
○ スマート取引取込 (要あんしん 保守サポー ト加入(有料)) 有料 (プラン別あり) 有料 (プラン別あり)
やよいの 青色申告22 13,200円 (8,764円) × ○ スマート取引取込 (要あんしん 保守サポー ト加入(有料)) 有料 (プラン別あり) 有料 (プラン別あり)
ソリマチ会計王21 44,000円 (31,490円) ○ Moneylink(無料) 有料 (15ヵ月無料) 有料 (15ヵ月無料)
ソリマチみんな の青色申告21 10,780円 (7,045円) × ○ Moneylink(無料) (?) (?) 有料 (15ヵ月無料) 有料 (15ヵ月無料)
MJSかんたん 法人会計13 33,000円 (-円) × × × × ○ (サービス名・ 仕様不明) × インポート × (?) 有料 有料
MJSかんたん 会計13 27,500円 (-円) ○ 消費税申告書なし ○ 消費税申告書なし ○ 消費税申告書なし ○ (サービス名・ 仕様不明) × インポート △ e-Taxソフト に書出し (?) 有料 有料
MJSかんたん 青色申告13 7,920円 (-円) × ○ 消費税申告書なし ○ 消費税申告書なし ○ 消費税申告書なし ○ (サービス名・ 仕様不明) (?) (?) △ e-Taxソフト に書出し (?) 有料 有料
BSL会計らくだ22 13,200円 (9,420円) △ 決算報告書作成なし (税理士に依頼する) × × × × × × × (?) インポート × 有料 (15ヵ月無料) 有料 (プラン別あり)
BSL青色申告 らくだ22 9,900円 (7,070円) × ×! × × × インポート × 有料 (15ヵ月無料) 有料 (プラン別あり)
BSLかるがる できる青色申告22 4,180円 (3,026円) × × × ○ 簡易簿記のみ対応 × × × インポート × 有料 (15ヵ月無料) 有料 (プラン別あり)
この表を作っていて思ったのは、
まず「らくだシリーズ」はお薦めできません。データのインポートができないばかりか、同社製品のデータさえも取り込めないからです。打ち込んであるデータの2次利用ができません。これでは困ります。
「かんたんシリーズ」は値段の割にパワフルではありません。やはりデータのインポートができない、というのは心配の種です。
あとあと心配のない面でフルスペックで見てみると「弥生会計プロフェッショナル」か「ソリマチ会計王21」ということになりますが、値段の差が歴然です。ソリマチの販売代理店とかではありませんが、「ソリマチ会計王21」に軍配があがってしまいます。戦略でしょうか?パッケージが法人向け1つ個人向け1つというところも好感が持てます。弥生会計みたいに「プロフェッショナル」にするか「スタンダード」にするか悩む必要がありません。
※内容や表示の誤りがありましたら教えて頂けたらよろこびます。また、説明による問題・不利益に関して弊社では何ら責任を負うものではありません。あらかじめ、ご了承ください。